画像編集アプリ「IrfanView」
無料で使える「IrfanView」は、多機能ではないが基本的なトリミングや回転、リサイズ、ペイントなどが使え、JPEG、GIF、BMP、TIFF、PNG、WEBP、HEICなどにも対応しています。
基本設定
①上部「オプション(o)」をクリックし、表示された「プロパティ/設定」をクリックします。
②表示された「プロパティ/設定」の項目を確認し、変更が必要な項目を設定し「OK」をクリックします。
(例:「起動/終了オプション」で「多重起動禁止(I)」にチェックを入れる。)
画像の表示
①上部「ファイル(F)」をクリックし、表示された一覧から「開く」をクリックします。
②画像フォルダーが開くので、他のフォルダーを開く場合は「ファイルの場所」右のボタンをクリックし、任意の画像フォルダーを選択します。
③表示された任意の画像をダブルクリックします。
④表示した画像を変えたい場合は、画面上部の「左右矢印マーク」をクリックするか、マウスのホイールを動かして表示画像を変更します。
➄表示された画像を等倍表示かウィンドウ内表示に切り替えたいときは、「F」キーを押します。
⑥ディスプレイ全体で大きく見たいときは、[Enter]キーを押せば全画面表示になります。もとの表示に戻したいときは[Esc]キーを一回押します。
スライドショー
スライドショーには、ファイルをリストに追加してスライドショーを実行する方法と現在表示されているファイルが格納されているフォルダ内のファイルでスライドショーを実行する方法があります。
ファイルをリストに追加してスライドショーを実行する方法
①「ファイル」をクリックし、表示された一覧から「スライドショー」をクリックします。
②表示されたスライドショー画面で、選択した「ファイルの場所」からスライドショーにしたい画像をドロップします。
③全て選択する場合は、「全て追加」ボタンをクリックします。
④スライドショーの時間及び必要な項目を設定し「スライドショーを再生」ボタンをクリックします。
➄終了する場合は、パソコンの「Esc」ボタンをクリックします。
フォルダ内のファイルでスライドショーを開始
①メニューの「 ファイル 」から「 現在のファイルリストでスライドショーを実行 」を選択するか、「 Ctrl + W 」のキーを押します。
②スライドショーの表示時間などの設定は、メニューの「 ファイル 」から「 スライドショー 」で設定画面が開きます。
③スライドショーを停止する場合は「 ESC 」キーを押します。
サムネイル表示
「IrfanView」 はファイルをサムネイル表示する エクスプローラー機能が有り、メニューの「 ファイル 」から「 サムネイル 」を選択するか キーボードの「 T 」でサムネイルを呼び出せます。
①メニューの「 ファイル 」をクリックし、表示された一覧から「サムネイル」をクリックします。
②表示されたサムネイル一覧から任意の画像を選択できます。
③メニューの「ファイル」をクリックし、表示された一覧からサムネイルのスライドショー やファイル形式の変換などができます。
画像の保存
①メニューの「 ファイル 」をクリックし、表示された一覧から「保存(元のフォルダー)V」をクリックします。
②「JPEG/GIF保存オプション」画面が表示されるので、必要な項目を確認し、「保存」ボタンをおします。
③「JPEG/GIF保存オプション」画面の右上✖マークが赤く変わるので、「保存する場所」「ファイルの種類」「ファイル名」等を確認した後、画面右下の「保存」ボタンをクリックします。
名前を付けて保存
①画面上の「名前を付けて保存」アイコンをクリックするか、メニューの「 ファイル 」をクリックし、表示された一覧から「名前を付けて保存(S)」をクリックします。
②「JPEG/GIF保存オプション」画面が表示されるので、必要な項目を確認し、「保存」ボタンをおします。
③「JPEG/GIF保存オプション」画面の右上✖マークが赤く変わるので、「保存する場所」「ファイルの種類」等を確認した後、「ファイル名」欄に名前を記入して画面右下の「保存」ボタンをクリックします。
編集
リサイズ
①「Ctrl」+「R」キーをし「サイズ変更/リサンプル画像」画面が表示されるので、「新しいサイズ設定」で“幅”か“高さ”どちらかにピクセル数(“㎝”“インチ”単位でも設定可能)を選んで任意のサイズを入力し「OK」をクリックします。(片側を入力すると、他は画像のアスペクト比に応じて自動で設定されます。)
リサイズの一括変換
①「ファイル」をクリックし、「一括変換/名前の変更」をクリックします。
②「一括処理」画面が表示されるので、右下のリストに変更したいファイルをドラッグ&ドロップで登録します。または、画面上部にあるダイアログボックスで、対象のファイルを探してダブルクリックするか、画像をクリックして「追加」ボタンをクリックします。
また、フォルダー内の画像すべてを一括で変更したい場合は、「全て追加」ボタンをクリックします。
③リサイズの一括変換を行う場合は、「一括変換」か、「一括変換-ファイル名変更」のどちらかを選択します。
④リサイズを行う場合は、「詳細オプション使用 (一括サイズ変更など)」にチェックを入れ、「詳細」ボタンをクリックし、「全画像に設定」ウインドウを表示させます。
➄「全画像に設定」ウインドウの「サイズ変更」にチェックを入れ、「新しいサイズを元のサイズの割合で設定」にするか、または「新しいサイズ設定」を選択して、設定単位をピクセル、㎝、インチのどちらかを指定し“幅”“高さ”を新たに設定するかを決めます。
⑥特に理由がなければ、「アスペクト比(比例)を維持」にもチェックを入れておきます。
⑦設定が終了したら画面右下の「OK」をクリックします。
⑧「一括処理画面」に戻るので、「出力ファイルのフォルダー:」に「現在表示中のフォルダーを使用」するか、「参照」ボタンをクリックし表示した「フォルダーの参照」画面から任意のフォルダーを選んでクリックします。
⑨全ての設定が終了したら、画面左下の「一括処理開始」ボタンをクリックします。
切り取りと切り出し(トリミング)
IrfanView では 選択範囲の切り出し ( トリミング ) と 選択範囲の切り取り ( カット ) 編集ができます。
①カーソルで切り出しする範囲をドラッグし、範囲選択のラインを表示させます。
②メニューの「 編集 」から「 選択範囲をトリミング 」を選択するか「 Ctrl + Y 」で トリミングを実行します。
③トリミングした画像は「 名前を付けて保存 」をクリックして保存します。「 上書き保存 」をクリックすると元画像が変更されます。
④画像のサイズを変更しないで選択範囲以外を削除する場合は、範囲を選択後にメニューの「 編集 」から「 選択範囲以外を削除 」をクリックします。
➄選択範囲を切り取るには 範囲選択後にメニューの「 編集 」から「 切り取り-選択範囲 」を選択するか「 Ctrl + X 」で 切り取った部分をクリップボードにコピーします。
サイズを指定して画像を切り取る
①Shift+Cを押すか、「編集」をクリックし、表示された項目から「選択範囲作成」を選んでクリックします。
②「選択範囲作成」画面が表示するので、(2)「サイズ位置選択」でピクセル(インチ・㎝でも可)にチェックを入れ、“幅”と“高さ”の欄に任意のサイズを記入し「画像に保存して描画」をクリックします。
③画像に指定した任意サイズの枠が表示されます。
④パソコンの上下左右矢印で、枠を任意の位置まで移動します。
⑤「選択範囲を切り取り」または「コピー」ボタンをクリックして指定した範囲を切り取るかコピーします。
⑦切り取った画像またはコピーした画像は、任意の場所に貼り付けることが出来ます。
テキストの挿入
①「編集」をクリックし「ペイントダイアログを表示」をクリックします。
②表示された「ペイントダイアログ」から「テキスト」ボタンをクリックします。
③テキストを入れたい場所にカーソルを動かし、左クリックします。
④「テキスト挿入」画面が表示されるので、フォント、サイズ、色等を設定し任意のテキストを作成します。
➄「プレビューするには長押しします」ボタンを長押しすると、テキストのプレビューが表示されます。
⑥「OK」ボタンをクリックすると作成したテキストが表示されるので、「ペイントダイアログ」を閉じて、「名前を付けて保存」ボタンをクリックして画像を任意の場所に保存します。
画像のリネーム
①メニューバーの「ファイル」から、「一括変換 形式 / 名前」を選択します。
②「一括処理」画面が表示されるので、右下のリストに変更したいファイルをドラッグ&ドロップで登録します。または、画面上部にあるダイアログボックスで、対象のファイルを探してダブルクリックするか、画像をクリックして「追加」ボタンをクリックします。
また、フォルダー内の画像すべてを一括で変更したい場合は、「全て追加」ボタンをクリックします。
③「作業選択」欄で、「一括変換-ファイル名変更」を選択しチェックを入れます。
④「ファイル名パターン」欄に任意のファイル名を記入し、ファイル名の後に連番指定マーク“###”を追加します。
例:サンプル### → サンプル001 サンプル002 サンプル003...
⑤元のファイル名を入れたい場合は、 “ $N ”をファイル名の後に追加します。
⑥「オプション」ボタンをクリックすると「一括ファイル名変更設定」が開きますので、連番の開始番号や置換パターン (3 つまで指定可)などの詳細設定を行うことができます。設定終了後は「OK」ボタンをクリックします。
⑦「出力ファイルのホルダー:」を変更前のフォルダーと同じにする場合は、「現在表示中のフォルダーを使用」をクリックします。別のフォルダーにしたい場合は、「参照」ボタンをクリックし表示された「フォルダーの参照」画面からフォルダーを指定し「OK」ボタンをクリックします。
⑧全ての設定が終了したら左下の「一括処理開始」ボタンをクリックします。
フォーマット変換
①フォーマット変換を行う場合は、「ファイル形式の一括変換の設定」欄で、変換先の
フォーマットを選択しておきます。
⑥「オプション」ボタンをクリックし、ファイルの品質などを設定します。
色調を調整
①メニューバーより「画像」をクリックし、表示した一覧より「色採補正」をクリックします。
②新しい画像を見ながら明るくしたい場合は、「明るさ」の“つまみ”を右側に移動します。画像のメリハリをつけたいときは、「コントラスト」の値を上げます。「ガンマ補正」の“つまみ”を右に移動させると、鮮やかさが増します。「色バランス」や「彩度」も“つまみ”を変えて好みの色に調整し「OK」ボタンをクリックします。
(元の画像に戻したいときは、「デフォルト」ボタンをクリックします。)
キャプチャー/スクリーンショット
①「オプション」をクリックし、一覧から「キャプチャ/スクリーンショット」をクリックします。
②「キャプチャ設定」画面が表示されるので、「キャプチャー範囲」を「全面のウインド」に設定します。(既定値はウィンドウ全体が対象になります。)
③設定オプションで「マウスカーソルを含める」にチェックがついていることを確認し「開始」ボタンをクリックします。
③IrfanViewの画面は最小化されるので、取り込みたい画面を表示させて「ホットキー」に設定したキーボードのキー『“Ctri”+“F5”(初期はF11)』を押します。
④キャプチャー画面が表示されるので、そのままコピーするか名前をつけて保存をします。
モザイク処理・ぼかし
①画像の一部に「モザイク(Pixelize)」や「ぼかし(Blur)」を入れたい場合は、効果を入れたい箇所をマウスで範囲選択します。
②メニューの「画像」をクリックし、表示された「フィルター」を選んで「フィルター表示」をクリックします。
②「image Effects」画面が表示されるので、「Effect」から「モザイク(Pixelize)」など任意の画像処理を選びクリックします。
③表示された「モザイク(Pixelize)」の量を変えたい場合は、「フィルターの設定(Filter settings)」で スライダーを動かし効果量を決定し「OK」ボタンをクリックします。
④選択した一部分のみフィルター効果が有る画像になります。
(「ぼかし(Blur)」効果などで、ぼかしの量が足りない場合などは、再度ぼかしをかけます。)
その他の処理
①「画像」をクリック」し、表示された項目から任意の画像処理を選択します。
②変更後、「ファイル」一覧から「名前を付けて保存」をクリックして保存します。
その他の一括処理
①「ファイル」をクリックし、「一括変換/名前の変更」をクリックします。
②「一括処理」画面が表示されるので、右下のリストに変更したいファイルをドラッグ&ドロップで登録します。または、画面上部にあるダイアログボックスで、対象のファイルを探してダブルクリックするか、画像をクリックして「追加」ボタンをクリックします。
また、フォルダー内の画像すべてを一括で変更したい場合は、「全て追加」ボタンをクリックします。
③「詳細オプション使用(一括サイズ変更など」にチェックを」入れ、「詳細」ボタンをクリックし「全画像に設定」ウインドウを表示させます。
③表示した「全画像に設定」ウインドウでは、「切り抜き」「減色 (色数の変更)」「色を自動補正」「左右反転」「上下反転」「左回転」「右回転」「グレイスケールに変換」「ネガ / ポジ反転」「縁を自動削除」「画像」「テキストを追加」「RGB 変換」「シャープ」「明るさ」「コントラスト」「ガンマ補正」「彩度」「カラーバランス (R)」「カラーバランス (G)」「カラーバランス (B)」「ぼかし」「中央値フィルタ」「回転」といった処理ができるので、任意の処理にチェックを入れ設定した後「OK」ボタンをクリックします。
参考サイト